普通のうがいではのどのイガイガを完全に解消することはできず、当然ウイルスも多く残ってしまいます。 加圧を用いた特別なうがいを実践することで、のど全体に効果が浸透、より強い洗浄力を発揮します。 ※ぬるま湯に塩分0.9%~3.0%を加えたものの使用をおすすめします。 ①殺菌水を適量口に含み、鼻を天井に向けて気道を真っすぐにします。 ②息を止め、食道を閉じながらも飲み込むように力を込めて5~7秒圧をかけます。(圧力で、殺菌成分をのどの粘膜に浸透させます) ③その姿勢(鼻を天井に向けた状態)を保ったまま口を開け、飲み込まないように注意しながら「あいうえお、かきくけこ、さしすせそ、たちつてと、はひふへほ」と勢いよく発声します。この時のどで殺菌水を泡立てるような意識で行いましょう。 ④ 殺菌水を口から排出します。 風邪の場合は、鼻咽頭の加圧殺菌をした後に、この加圧殺菌うがい法を3セット行いましょう。 のどのウイルスをほぼ全滅させることができ、15~20分後には鼻水、咳の症状が和らぎます。 ■次亜塩素酸での消毒の注意 薬剤となる弱酸性次亜塩素酸食塩水には粘液を分解する能力がありますが、その際に殺菌成分を失ってしまいます。鼻咽頭の粘液(有機物)を除去した状態で殺菌効果が得られるよう必ず、3回以上を行いましょう。 * 周術期のCOVID-19(SARS-cov-2 新型コロナウイルス)防衛のために鼻腔、口腔の除菌に関するエビデンス (※これはポピドンヨードで洗浄しています) ※https://europepmc.org/article/pmc/ pmc7173083 *さまざまな医薬殺菌剤、二酸化塩素水、焼成カルシウム水溶液などでも効果を得られる可能性があります。 |
目や口に入っても安全な医療機関で使用されているグレードの次亜塩素酸水をご使用ください。 試験紙によって濃度が確認出来る、と安心です。 濃度劣化の危険を避けるために出来るだけ高濃度のものを冷蔵庫で保管して使用の度に塩を加えてご使用ください。 100ccに対して1gから3gまでの濃度を推奨します。 最初は薄い方が違和感なく行えます。 一度塩を加えてしまうと分解速度が非常に速くなりますので、濃度低下しても殺菌能力を持たせる濃度を考えると塩を入れる前の濃度で30-50ppmを推奨します。 ■うがいに適した次亜塩素酸について 次亜塩素酸は大きく分けて三種類のものが存在します。 ・粉末タイプ 通常の除菌には濃度劣化の恐れがないので安心ですが、50ppm以下での使用で殺菌力が維持できない恐れがありますのでうがい等には推奨できません。 ・電解タイプ 生成機で製造したものをその日に使用するのに適しています。 容器に入れられて流通しているものは分解速度が非常に速く、開封後の濃度変化を毎回確認して使用する必要があります。 ・二液混合タイプ 分解速度が遅いもので、冷蔵庫で保管できる高濃度のもの、医療機関での使用実績のあるものが安心です。 空間噴霧での使用を20ppmで勧めているようなメーカーのものを推奨します。 |